染色体は性染色体と、それ以外の染色体である常染色体に分けられます。常染色体は22対あり、1~22の番号が振られています。
染色体は短腕、長腕およびセントロメアからなっています。染色体の端の部分はテロメアと呼ばれます。
短腕は「p」、長腕は「q」という略号で表されます。短腕の p はフランス語の petite (プチ) からきています。長腕の q は、p の次という意味です。
染色体上の各遺伝子のバンドは、セントロメアから端のほうへ向かって順に1から番号が付けられています。
この染色体番号と短腕、長腕の区別および染色体上の遺伝子番号を使って、遺伝子がどこにあるかを表すことができます。
たとえば、「7p5」というのは「7番染色体の短腕のセントロメアから数えて5遍目の遺伝子バンド」ということになります。
各遺伝子とも、読み出し開始部分と読み出し終わり部分の間に、エキソンとイントロンが存在しており、タンパク質合成の情報を持っているのはエキソン部分です。エキソン部分は、読み出される順にしたがって番号が付けられています。