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コロナ禍で、オンライン活⽤を余儀なくされて⼾惑っている⽅も多いかと思います。
この教材では、私がアナウンサーとしてテレビ局で経 したことをベースにした「オンラインでのコミュニケーションを、より効果的に活⽤するコツ」をお伝えします。
⾒え⽅

1つ目は「画面の明るさ」です。
テレビ番組を収録するスタジオに入ると、皆さん一様に、その照明の数に驚かれます。
オンラインもテレビと同様に、カメラを通した自分の姿が見えていますので、しっかりと自分に光を当てる必要があります。
ノートパソコンやタブレットなど、場所が選べる場合はできるだけ、明るい場所を選んでください。

そして、日中は、窓を背にしないこと、つまり逆光にならない場所を選びます。
そのうえでまだ画面全体が暗いようでしたら、スポットライトを自分の顔に当てます。
かなりまぶしいと感じると思いますが、そのくらいで、普通の顔映りになります。

実際に、自分に照明を当てて画面を明るくした場合と、何もしない場合とを比べると、見え方はこんなに違います。
このひと手間が、相手とのコミュニケーションに大きな影響を与えます。
さらに、目の中に光が映りこむようになると、表情がより生き生きと見えますので、参考にしてみてください

2つ目は、画面に向き合う「姿勢」です。
ノートパソコンやデスクトップパソコン、あるいは、タブレットなど環境はさまざまかと思いますが、大事なのは、自分の目の高さに「カメラ」が真っすぐにあるということです。
「目の高さ」なので「目高(めだか)」と覚えてください。

ノートパソコンやタブレットの場合は、とりわけ、カメラの角度に注意が必要です。
カメラを覗き見るような角度になっていないか?あるいは見上げるような角度になっていないか?
真っすぐ「目高」になっているようにしてください。

また、見ている側が最も安心できるのは、ニュースキャスターが一人でニュースを伝える時のサイズをイメージするとよいでしょう。
概ね、胸から上が映るバストショットで、頭の上に、少し空間があるサイズです。
あたかも自分がニュースキャスターになったつもりで、カメラに映るようにしましょう。

ここでワンポイント!私がニュースキャスター時代に心がけてきたことをお伝えします。
それは『大事な時には「カメラ目線」』です。
オンラインでは、画面に映る相手の顔を見ていると、目線がどうしても下になって、相手から見ると、目の合わない状態になっています。
そこで、ずっとカメラを見続ける必要はありませんが、大事な部分だけは目線をモニターから上げてカメラに向かって話しかけるようにすると、説得力が増します。

実演してみます。
(例)
「このデータが示しますように、腎臓への影響がほとんどないことから、腎機能低下の患者さんにおける有用性を(カメラ目線)ご評価いただけたかと思いますが、いかがでしょうか?」
自分の感じたことや、相手への問いかけ、コミュニケーションの大事な部分では「カメラ目線」、これを心がけてください。

見せ方のポイント、3つ目は「背景」です。
自分の後ろに、雑然とした書類や書棚などが映っていたり、人の行き来が激しかったりすると、相手は話に集中できません。
時計の動きや、絵画が曲がって掛かっていたりするのも、意外と気になるものです。
面談前には必ず自分の後ろ、背景の状態を確認してください。
また、仮想背景を使う場合には、できるだけシンプルなものを使うとよいでしょう。